Focalが製造するインバーテッド・ドーム・ツイーターは、1981年以来、Focalの代名詞となっています。真のマイクロスピーカーとしての特性を備えています。ドームの曲率は、ポジティブ・ドームに比べて大幅に緩やかです。これにより、リボン・ツイーターとは異なり、より優れた空間拡散性と非常に低い指向性を実現しています。そのため、インバーテッド・ドーム・ツイーターは比類のないダイナミクスを生み出します。ドームの形状に加え、エンジニアは素材にもこだわりました。素材にはアルミニウムを採用することで、ドームの剛性を高め、歪みを低減しました。さらに、音の空間再現性を完璧にするために、ウェーブガイドを開発しました。水平面における周波数特性は、±0.5dBの偏差内に収まっています。この性能により、非常に安定したサウンドステージが保証されます。

スピーカーの心臓部であるコーンは、Focalの音響エンジニアたちの研究の核心です。5年以上の研究開発を経て、Focalは2013年に独自の亜麻繊維コーンを発表しました。この特許取得済みのFlaxコーンは、非常に高品質なフランス産亜麻繊維を2枚の薄いグラスファイバーシートで挟んだサンドイッチ構造です。優れたダイナミクスを提供する軽量性、低音をしっかりと支える剛性、そして色付けのないニュートラルで自然なサウンドを実現するダンピング性能など、高音質コーンのあらゆる基準を満たしています。これは、多くのHi-Fi製品に採用されているFocalの象徴的なイノベーションです。